4月のリサイタル、5月のマスタークラス伴奏とバタバタしながらも充実した毎日を過ごす中、もうひとつ更なる挑戦をしていたことがありました。
10数年ぶりに履歴書を書き、オーディションテープを作り、ドキドキしながら応募したのは、こんにゃく座のピアニスト。
有難いことに採用して頂き、昨日初めてのお仕事、まだ入座して日が浅い座員さんのレッスン伴奏に行ってきました。
緊張しながら向かった稽古場でしたが、座員の方の音楽に向き合うまっすぐな心、素晴らしい指導に魅せられて気がつくと私自身も音楽にのめり込みアッという間に3時間が過ぎてしまいました。
「まず心が動いてそれに身体がついていく」
という当たり前だけれどとても難しい課題を乗り越えようとしているレッスン生のみなさん。
頭で考えることも大切だけれど、理屈ではなく心にあることがストレートに自分の中から出ていく、それをいつでもだせるようにするための訓練。そしてそれが確実にお客様に伝わるための技術を身につけること。レッスンで繰り返されたことは当然ながらすべてピアノ演奏にも通じることでした。
楽譜に書かれたある音がその音であって、その長さで、その大きさで、その音色である必然。それを表すのに必要な身体の動き。それを心の底から自分で納得すること。納得したことが人に通じるように表に出すこと。。。
久々にピアノを通して自分の心が解放されていく充実感を得ました。
今はこんにゃく座で新たな自分に出会える予感にドキドキ、ワクワクしています。
座員のみなさんのパワーをもらって一緒に少しずつ成長していきたと思います。
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