ドキドキわくわくの新作音出し会

いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。

そんな中、コミクストゥスジャパン2月公演で演奏する新曲の音出し会を決行しました。

 

今回の公演では、野崎美波さん作曲の「午後の光と影」とジャン・ルイーズ プティ氏作曲の「渦巻く恐怖」の二曲を初演する事になっています。

プティ氏の曲は今回の公演で初めてお披露目となる曲で、音源も全くありません。譜面を見ただけではどのような曲になるのかなかなか想像しづらい部分があり、ルブロワ氏来日の前に友人のファゴット奏者に代奏してもらい、演奏してみることにしたのです。

 

誰もまだ音にしたことのない新曲を作りあげるというのは難しいことですが、

何の雑念もなく、純粋に譜面と向き合って作曲家の声を聴きだすのはとても楽しい作業でもあり私は大好きです。しかし、その反面、その最初の演奏で聴衆が受けた印象でその曲に対する評価が決まってしまうため、重い責任も背負うことを覚悟して臨まなければならない、といつも以上に気持を引き締めて取り組んでいます。

 

音出し会では、まだメンバー皆が手探り状態でしたが、実際に音を出してみて、楽器や声を通してそれぞれメンバーが感じたことを交換し合うことができ、とても有意義な時間でした。後はルブロワ氏が来日する2月までそれぞれの中で曲を成熟させ、さらにそこにルブロワ氏のファゴットで新しい風を吹き込んでもらう事でもっともっと素敵な曲になりそうな予感です。

 

一人黙々とピアノに向かい、一人静かに譜面を通して作曲家と対話する時間もまた演奏家の醍醐味ではありますが、その成果を持ち寄ってさらに高みを目指すことのできる仲間がいる室内楽はまた違った面白さがあり、だから止められない。。。といつも思うのです。

 

公演まで後2カ月を切りました。公演情報はこちら

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