怒涛の6月まとめます

あっという間に今年も半分おしまい。

6月もいろいろありました。。。というわけでまた1か月ぶりの更新になってしまいました。

 

6月2日、毎年恒例の千葉県合唱祭に出演。いつものことながら、本番に強い合唱団のみなさん、力強く素晴らしいパフォーマンスでした。

そして、翌週からはフランスから来日した水中さんとのコンサート準備とコンサート。水中さんとフランスで出会ったお陰で私の世界もずいぶん広がりました。水中さんの元職場である自衛隊の音楽隊の施設でリハーサルをさせて頂いたりして、、、思った以上に施設内は厳戒態勢でちょっとびっくりしましたが、それもまた良い経験となりました。

 

余談になりますが。。。水中さんと出会ったのも元をたどれば7年前に参加したプラハでの音楽祭でフランクに出会ったことにつながっていく訳で。。。あのプラハへの旅は私の人生のターニングポイントになっているとつくづく実感しています。

 

さて、最初の写真は水中さんが東京滞在中宿泊していたお家の家主さんで、N響の史上唯一の専属ピアニストを務められ、当時の邦人のピアノ入りオーケストラ作品は全て初演された伝説のピアニスト本荘玲子先生と水中さんとのスリーショット。本荘先生は数々の修羅場をくぐり抜けられてきた音楽家特有の凛としているけれど温かいオーラを纏っていらしてそばにいるだけで勇気を頂きました。ご挨拶できただけでも光栄で嬉しかったのに、その後、夕飯をご一緒させて頂き、いろいろな面白いエピソードも聴くことができました。

こういう時が音楽を続けていて良かったなぁと思う瞬間です。

 

そして、写真2枚目はやはり水中さん絡みの宴会の様子。チューバ、ユーフォニウム、トランペットなど金管奏者勢ぞろいでほんとに楽しい会でした。金管楽器の方たちは明るくて優しい方が多いので、はじめましての方ばかりだったのに温かく迎えて頂き感謝です。ここでも演奏家のみなさんの様々な苦労話を聴き、私なんかまだまだだなぁ、、、もっと頑張らなくては~と自分に渇を入れました。いろいろ悩みつつも自分の思う音楽を求めて負けずに頑張り続けることが大切だと改めて実感。地道にそして音楽に正直にが結局一番強い。不器用だってよいのだ!!

 

写真3枚目は水中さんとのコンサート最終日に訪れた小学校の子供たちが書いてくれた感想文集。中学校、大学、小学校とまわった今回のコンサート。大学でのコンサートでは一般のお客様にもご来場頂き、たくさんの人に音楽を届けることができました。準備にご尽力くださった全てのみなさんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。公演の内容はこちらにまとめてあります。

 

今回の公演での一番の発見。大人が心配するほど子供たちはクラシック音楽に対しての抵抗感がないということ。低学年になればなるほど、自分の人生にとって全ての出来事が初体験の連続なので、柔軟に自分がその場で観たもの、聴いたものをスポンジのように吸収していっている・・・というのが演奏していても良くわかりました。小学校1~3年生対象に行った公演が一番盛り上がり、子供たちもノリノリでした。頭で考えるのではなく、身体で感じる体験というのはとても大切なことだと改めて思い、今後も子供たちに本物の音楽を届ける活動を続けて行こうと決心しました。

 

ザワザワしていても演奏する二人が作りだす、曲が始まる直前の一瞬の静寂をきちんと感じ取ってくれて、会場の子供たちと私たちの呼吸と気持ちがピタリとハマる瞬間がある。そんな素敵な感受性を持っている子供たちに心からありがとうと思い、その想いを曲に乗せて伝えることができたことは本当に演奏家冥利に尽きます。

 

そして、そんな熱く濃縮した一週間を過ごした翌週にはフランス語検定を受けてきました。
フランス語は必要に迫られて勉強を始めましたが、今となっては趣味と化し、、、でも、フランスに突然行くことになっても困らない程度の(といってもそれが大変なのですが。。。)会話力を身につけるべく、こちらもコツコツ頑張るつもりです。試験終了後に早速配られた解答で自己採点する限り、4級には無事合格しているようなので、秋に3級、そしていつかは2級レベルにまでなれたら良いなぁとちょっぴり高すぎる目標を設定しています。 

 

最後の数枚の写真はそのフランス語検定合格の前祝いとして訪れた近所の豊島園で開かれているあじさい祭りで撮影したあじさいたちです。ここには載せきれていないほどたくさんの種類の紫陽花があり、癒されました。

 

2013年後半戦は来年の新しいプロジェクト準備と7回目のリサイタルに向けてゆるりと進んでいきたいと思います。