2つのプッチーニ


ご縁があって2つのプッチーニ作品に取り組むことになりました。

一つは、プッチーニが卒業制作として作曲したと言われているまだ20代はじめの作品「4声のミサ曲(通称:グローリア・ミサ)」そして、もう一曲はプッチーニ晩年の作品である、オペラ3部作から「ジャンニ・スキッキ」。このオペラはプッチーニ60歳の時の作品で、次作「トゥーランドット」が未完に終わったため、彼が完成した最後のオペラ作品となっています。


ミサ曲完成からジャンニ・スキッキ完成まで約40年。
全く別人の作品のようでもあり、かっちり定石通りに作ろうと努力したようにも見えるミサ曲にも、既にプッチーニらしさが顔をのぞかせていて、やっぱり同一人物の作品だなぁと思ったり、、、。
どちらも、オーケストラと声のために書かれている作品ということもあり、比較してみるといろいろ面白いです。

偶然にも同じタイミングでこういうお仕事を頂けると、いろいろ勉強になりますし、新たな発見があったり、人生について思いを馳せることができたり、とても面白いです。
どちらもやりがいのある曲。
完成を思い描きながら練習に励みます♪


私も40年後、、、こんな風に進化出来ていたらいいなぁと思いながら。