練馬区美術館コンサート

練馬区区政70周年記念事業 サヴィニャック展特別演奏会

地元練馬で音楽活動をしたい、と思い3年ほど前に入会させて頂いた練馬区演奏家協会の公募に応募して選ばれた、練馬区政70周年記念事業の一環であるサヴィニャック展での特別コンサート、満員のお客様にご来場いただき、無事に終えることができました。
企画が選ばれてから当日まで、様々なことを気遣い、演奏に集中できるように丁寧に応対して下さった美術館の職員の皆様、演奏曲目や解説のアイデアを一緒に考え、初顔合わせから意気投合した共演者の江原さんと江黒さん、そしてもちろん当日会場に足をお運びくださった皆様に心より感謝申しあげます。
とてもとても楽しみにしていたコンサートが終わってしまって、少し寂しいような気持ちです。

広告を芸術に変えたとも言える、フランスのポスター画家サヴィニャックの様々な作品(小品から壁一面を覆うような大作まで。。。)に囲まれた美術館という空間でのコンサートは独特な雰囲気があり、また初めて演奏する機会を得たスタインウェイが140年前に製造したスクエアピアノの軽やかでどこか懐かしい音色が高い天井から降り注いでくるという不思議な体験をしました。

サヴィニャックのパッと見はポップでとっつきやすいけれど、その作品をじっくり観ていくと消費する一方の人間に対する、彼の警告とも取れるような皮肉が垣間見える。。。という作品の雰囲気に合わせて、フランス人の作曲家にこだわった選曲をしました。
オーボエ、ファゴット、そしてスクエアピアノの三種三様の特徴、面白さ、そしてこの組み合わせだからこそできる音楽をお届けできたのでは??と思います。

ぜひまた機会を作ってこの三人で、今度はコンサートホールそして、普通のピアノで演奏会をしたいです。